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栃木 ココ・ファーム・ワイナリー

日本ワインの可能性を追求

2005 山のシャルドネ(希望小売価格 ¥5,000 税抜)
2006 甲州F.O.S.(希望小売価格 ¥3,600 税抜)新入荷
2005 地中海風ロゼ(希望小売価格 ¥2,400 税抜)在庫僅少
2005 タナ・ノートン(希望小売価格 ¥5,000 税抜)sold out


<ココ・ファーム・ワイナリーより商品の解説>

2005 山のシャルドネ(希望小売価格 ¥5,000 税抜)

「山のシャルドネ」は、毎年できあがったシャルドネ種のワインの中から、最も私たちが自信を持ってお届けする一番良い樽のみのブレンドです。

私たちは、私たちが求めるシャルドネ種を手に入れるため、日本中のシャルドネ産地に足を伸ばし、多くの農家の方々と話し、シャルドネ種に最適な土地と優秀な農家に出会うことができました。 そして、その数少ない味わい深いシャルドネ種を受け取り、畑の良さをなくさず、ワインにしました。そのため、このように最高レベルのものは毎年できるとは限りません。

「2005山のシャルドネ」は山形県上山市のシャルドネからつくられました。上山市の畑は火山灰や粘土に岩や石が混ざった土壌で、真南から西南西向きの急斜面です。葡萄を収量制限し、遅摘みをして、山形の良さ(昼夜の激しい温度差、長い日照時間)を充分に引き出したので、シトラス系の風味としっかりとした酸味の長い味わいがたっぷりとでています。

私たちは葡萄をホールクラスタープレスで搾り、豊かな風味を残すため最低限の処理のみを行いました。その後オリ引きも兼ねフレンチオークに入れ、野生酵母により発酵させました。醗酵後も樽の中でオリと一緒に熟成させ、マロラクティック醗酵を促しました。マロラクティック醗酵が終わると、より長く樽熟成をし、オリ引きとブレンドをして、清澄やろ過なしに瓶詰めしました。

<テクニカル・データ>
品種:シャルドネ100%
畑:山形県上山
収穫:2005年10月16日、30日
収穫時の糖度:22度Brix
醗酵:樽(80%)とステンレスタンク(20%) 約17℃の温度で野生酵母を使用。
熟成:約13ヵ月
ビン詰め:ビン詰め日2006年12月21日 本数1245本(750ml)
アルコール:13% 酸度0.66gm./100ml

<テイスティング・ コメント>
「2005山のシャルドネ」はクリアな麦わら色をしている。香りは、オートミールのビスケット、クリームブリュレ。開いてくると、レモン、桃、シトラス系の爽やかな香りと香ばしいバニラの香りのバランスがちょうど良い。

口に含むと、レモンのような雰囲気を強く感じ、リッチでクリーミーで広がりがある。また、酸味とミネラルのような苦味が長い余韻をつくっている。

料理との相性:程よくコクのある料理:ふぐ刺し、 帆立のバター焼き、チキンのグリル、ローストポーク 焼き林檎添え、チーズとフレッシュフルーツなど。
飲み頃:このワインは2015年ころまでが飲み頃ですが、熟成によっては、より長く楽しめるでしょう。


2006 甲州F.O.S.(希望小売価格 ¥3,600 税抜)(現在、下記解説は2005年のものです)

白ワインが白いことは、みんなの“共通の認識”です。白ワインが、赤ワインよりボディーが軽く、タンニンが少ない・・・ということも。長いときをかけてかたちづくられたこのような“共通の認識”は、私たちがワインをつくる上でも、結果的には基準となっていました。それから、白ワインを買うときにも、軽やかでフルーティーで繊細な白ワイン・・・というように。それでもいいでしょう。

しかし、私達はときに“常識破り”をしたくなるのです。いままでの認識を考え直して挑戦したくなるのです。「2005甲州FOS」はそのひとつです。甲州は日本のブドウ品種で、日本国内に甲州の白ワインは多く流通しています。そのほとんどが淡い色で、軽く繊細で飲みやすいものです。それゆえ甲州のぶどう自体も同じように、淡い色でソフトな味だと思いがちですが、それはちょっと違います。色は銅色、渋味が強くとても力強さいのです。このようなブドウから淡く柔らかなワインをつくるには、ブドウの成分を抽出しすぎない注意、成分を抽出しすぎた場合はそれを取り除く技術が必要です。そんなわけで結果的に、本来のブドウの特徴や力強さをもつワインにはなかなかならないのです。

「2005甲州FOS」は淡くやわらかな白ワインとは正反対です。可能な限りぶどうから香りと成分を抽出し、赤ワインをつくるように皮と共に発酵させました。(注意:これは白ワインです)他の白ワインとは違う、深い色、広がりのある複雑なアロマ、渋みがつくる口当たりの強さを有するワインになりました。

全ての人に受け入れられるとは思いません。でも“常識破り”に興味のある方、冒険したい方は普通でない、パワフルな甲州を楽しんでください。

<ティステング コメント>
「2005甲州FOS」は赤銅色。フレッシュハーブ、グレープフルーツ、パン生地、洋梨、オレンジピューレの砂糖漬け、スモークハム、チーズが現れる。口中はやわらかく、フルーツがたっぷり。コクがあり深みがあり、渋みをともなう長い余韻

品種:甲州100%
料理との愛称:かじきまぐろの兜焼き、蕗の薹のてんぷら、きんぴらごぼう、焼き鳥、たん塩
飲み頃:現在から10年後、今でも美味しいが、熟成によりもっと複雑なワインとなるだろう。


2005 地中海風ロゼ(希望小売価格 ¥2,400 税抜)在庫僅少

ロゼワインは“こちらでも、あちらでも、どちらでもない”もの。赤ワインでも白ワインでもないということで、お店では安く売られていますし、人々はそれを当たり前に感じています。 しかし、私たちの考えは違います。ロゼワインはまさに“まんなか”です。赤でも白でもないのではなく、赤でも白でもあるのです。赤ワインや白ワインと同様に、ロゼワインも、問題なくお楽しみいただけます。 多くのロゼはフルーティーで軽めな、余韻の酸味が印象的なやや甘口のワインなので、白ワインがお好きな方や、白ワインを飲む機会におすすめです。一方、複雑な香り、フルボディ、辛口のロゼは赤ワインに似ています。

この「地中海風ロゼ」は、私たちがヨーロッパ南部のプロヴァンス、スペイン、イタリアの力強い、辛口のロゼワインに感銘をうけ、今回初めて限定でつくったものです。この地中海に隣接する地域では食事と一緒に飲む、複雑なフルボディのロゼを長い間つくっています。 私たちは特別な畑から、酸味と甘味と渋味のバランスが良い、薫り高いぶどうを選び、やさしくプレスし、フレンチオークに入れ、野生酵母でゆっくり醗酵させました。ブレンドを決め、ろ過や清澄なしで瓶詰めしました。 お友達との夕食や、お客様の安らぎのひとときに、この薫り高く、一風変わったこのワインをどうぞ。
<ティステング コメント>
「2005地中海風ロゼ」は辛口のロゼワイン。色はオレンジがかったピンク色。香りは豊かで膨らみがあり、いちじく、オレンジピューレ、ドライハーブ、ナッツ、スモーキーな印象。口中はフルボディでコクがあり、程よい苦味、ピュアな後味。

品種:タナ 39%、カベルネ・ソーヴィニョン 34%、小公子 13%、メルロ 10%、ノートン 2%、その他 2%
料理との相性:程よくコクのある料理:豚肉のパテや生ハム、タイ風春巻き、鶏肉の香草焼き、チーズ、クロスティーニ
熟成期間:現在から6〜7年後:今でも楽しめるが、熟成により、深く個性ある味わいへと成長するだろう。


2005 タナ・ノートン(希望小売価格 ¥5,000 税抜)sold out

タナ種もノートン種もともに日本ではあまりよく知られていません。それは私たちがそれらを栽培したいと言ったとき、販売スタッフがたいへん驚くくらい・・・彼らは誰も知らないようなワインをどのように売ったらよいか、期待しつつも戸惑っていました。 私たちは辛抱強く話しました。どんなぶどう品種を栽培するのかを決めるのは単純なことで、「日本でうまく育つ品種こそが、私たちが栽培すべき品種」と考えています。海外のワイン産地と比べたとき、日本の独特な土壌と気候は私たちを困惑させました。しかし、世界のある場所には日本に似た地域があったので、その地域からぶどうの木を持ってきて、自分たちの畑で育てました。

<ティステング コメント>
長期熟成可能なフル・ボディの赤ワイン。色調は、中心部が漆黒となるほど深い紫色。香りはプラム、ブラックベリーのような黒いフルーツの中に石、すみれ、スパイスが複雑さを出している。口に含むと、リッチで深みがあり、十分な果実味もある。また、やわらかい渋味としなやかな酸味が長い余韻を誘う。

品種:タナ 66.6%、ノートン 33.3%
料理との相性:やや濃い肉料理:牛肉の赤ワイン煮、ステーキ、スペアリブ、かじき鮪の兜焼き、ウォッシュタイプのチーズ。
熟成期間:現在から5〜10年後:熟成により、口当たりが柔らかに広がる、ゆったりとしたまろやかで複雑なワインとなるだろう。