Le Vin Nature フランス自然派ワイン通信
Francois DUMAS　（2007年3月5日）

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Le Vin Natureは自然派ワインやワイン業界の動向をニュースレターとして配信しています。
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＜メドック：Crus bourgeoisの新格付け制度が中止＞

ボルドーの控訴院は2003年に創設されたメドックの新しいCrus bourgeois格付け制度を無効にした。判決は同様に、新格付けに導入された２つの新制度である、87 のCrus Bourgeois Superieursと9の Crus Bourgeois Exceptionnelsも無効にした。
従って、1932年の格付けが適用されることになり、新制度により除外された約200のオーナーは再びCru　Bourgeoisのという名称を使用する権利を取り戻した。
司法は、格付け決定の責任者である17人の審査員の公平性に疑いがある恐れがあるとして、原告が正しいと認めた。
同様のシナリオが、Saint-Emilion grands crus classesの新しい格付けでも起こる危険性がある。新しい格付けにより除外された３つのオーナーが、公平性を欠いているとして、司法に提訴したところである。

＜M. Loisel氏のコメント＞

ワイン愛好者として、1932年格付けの見直しをやり遂げることが出来なかったのは、残念です。従って、私達は400から450のCrus Bourgeoisと共に過去の状況に舞い戻ることになります。実際的に、Cru Bourgeoisという表記はその価値を失いました。そして購買時には、Cru Bourgeoisという表記を信用しないほうが適切であるようです。

初めてのメドックCrus Bourgeoisの格付けは1932年です。これは、1855年の格付け制度を補完する為に、5人の仲買人によって決められました。
1979年以来、Crus Bourgeoisの数は、2003年の新格付けの直前に、419（別の資料では444）まで増大しました。2003年の新格付けでは、247 Crus Bourgeoisになるはずでした。
いくつかのドメーヌは、2003年の新格付けに参加する事を自ら拒否しました。有名なシャトーとしては、Chateau Sociando-Mallet、Chateau Bel Air Marquis d'AligreとChateau Gloriaです。それらは疑いなく、一覧表の頂上に記載されたはずでしょう。

Source: http://www.vitisphere.com (2007/2/28)

＜フランスのディジョンで地球温暖化がブドウ栽培地に与える影響についてのシンポジウム＞

3月28日から30日、ブルゴーニュのディジョンで＜地球温暖化：ブドウ畑への影響＞というシンポジウムが行われる。La Chaire Unesco Vin et culture、Le Centre de recherches de climatologie de l'universite de BourgogneとLa Coordination des recherches sur chardonnay et pinot noir (Crecep)が後援して、地球温暖化とブドウ栽培地に関する国際シンポジウムを開催する。
3日間に渡り行われるこのシンポジウムにはフランス国内外から多数の参加者が出席する。

Source: http://www.viti-net.fr/ (2007/3/1)

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