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  Le Vin Nature フランス自然派ワインニュース  (5/22 2007)
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私は、2度の世界大戦の間にLouis de la Baronnie氏に書かれたこの文章を素晴らしいと思いました。
これは、その時代にChateau Laroqueにより配布された小冊子のちょっとした要約です。
(例えば昔は、フランスでは自分たちで樽を買い瓶詰めしていたこともあり、その方法も
この冊子に書いてあります。しかし、今の日本では必要が無いので割愛しました)数年前、
Jacquesが寛大にも私に原本を一冊くれ、それをもう一度書き直しました。

Chateau Laroqueは、1987年から有機栽培を行っており、1993年からはビオディナミです。

私は、この文章の鋭敏さと公正な判断力に、びっくりします。特に付け加えることはありません、
貴方とこれを分かち合う喜びのほかには。

しかしながら私は、保存に関して貴方のストレスを軽減させたいので、ワインを飲む数日前、
ワインを単純に冷蔵庫に入れて保存することを薦めます。これは、特に温度が17から18度以上の時です。
購入後、数日もしくは数週間後に飲むために、ワインは新聞紙などを巻き、野菜用のビニール袋などに
入れて寝かして保存してください。そして白ワインやスパークリングワインなど早飲みのワインは、
冷蔵庫の中やその扉の収納所に立たせて保存してください。(ただし、扉の収納箇所は、
強くはお薦めできません。なぜなら扉は頻繁に開閉します。ワインは、揺れ動かされることを好みません)

これは、もちろん長期保存用のワインのためではなく、すぐに飲もうというワインに有効です。
ワイン用の棚を買うことや保存のための特別に空調が施された部屋を導入することは、経験のある
ワイン愛飲家が自分のワインを数年間熟成させるためだけに意味があります。従って、
もしワイン用の棚を購入することが、あまりにも高い投資だと感じるのなら、常にこのような
単純な助言に従ってみてください。そして、ワインの購入にあたっては、特に信頼できる酒屋さん
の人脈と、しっかりとした味覚を持つ友達を持ってください。

最後に、このCONSEILS D’UN VIGNERON A SES AMIS(ブドウ栽培・ワイン醸造家から友達への助言)が、
良い保存状態のワインの周囲で共有される喜びを貴方に示唆し、増大させることを私は期待します。

では、どうぞ。(D.F.)
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CONSEILS D’UN VIGNERON A SES AMIS
Comment Acheter Soigner & Boire LE VIN

ブドウ栽培・ワイン醸造家から友達への助言
“どのようにワインを買って、管理し、飲みますか”
Louis de la Bardonnie(ブドウ畑所有者、栽培家、醸造家)
St Antoine-de-Breuilh (Dordogne)

まず始めに、ワインとは何か?
ワインは、生のブドウの純粋な果汁を完全、もしくは不完全に発酵した生産品だ。

完全な発酵とは、ブドウの果汁に含まれている糖分を完全にアルコールに変換することを
意味し、辛口の赤ワインと白ワインとなる。不完全な発酵とは、ブドウの糖分の一部分を保持し、
残糖分の量によって、半甘口、甘口、リキュール系の白ワインとなる。

みんなが、この飲料はブドウ品種やテロワールにより味覚、そうでなければ、様子が異なる
ことを知っている。しかしながら、パストゥール(Pasteur:1822-1895 化学者・生物学者)が
言ったように、“もっとも健全で衛生的な飲料”をもたらす構成要素についてはほとんど知られていない。

<医学をちょっとだけ>

ワインは、アルコールを含有していることから、特に批判されていた:しかし、ワインは10%の
アルコール溶液と同じ効果を持っていると言う権利が我々にあるだろうか?誰が、それを擁護する
だろうか?過去におけるワインへの中傷は、市場での不正行為による有害な効果と粗悪な生産品の
存在のためだった。

したがって、純粋で自然なワインだけを飲んでください。そして、売り手に、ワインの請求書に
その明白な保証が記載されているかどうか尋ねてください。

パリ医学部のDr.Goizet氏は、“ワインは、健康な人々にとっては、病気にならないための最上の
手段であり、病気の人々にとっては、力と健康を取り戻す最上の手段である”と断言している。
その言葉どおり、全ての重要な有機化学の機能がワインの中には存在していて、私達の食生活に
新たに入ってくるどのような物質も、この観点からは、同じくらい恩恵をもたらす複合さを
所持してはいない。

ワインは、生きている液体であり、酵母、発酵、酵素とビタミンの豊富さにより生気を与えられている
化学的に均衡した媒体だ。ワインの酸は、消化吸収に最も幸福な効果があり、強力な殺菌性の作用がある。
ワインのグリセリン(glycerine)は、骨格に欠かすことの出来ないグリセロリン酸塩(glycerophosphate)
を構成するために、すぐにリン酸塩(phosphate)と化合する。しかし、ワインの
“生きている”“有機”リン酸塩は、“死んだ”薬剤である市場のリン酸塩のようには機能しない。
その同化作用は完全で、効果はより能動的だ。

ワイン内に含まれる数多くの塩の中で、bitartrate de botasse(酒石酸塩??)は、血液組織に優れた
影響があり、sulfate de potasse(硫酸カリウム??)は強い利尿作用を持つ。古代の人々は、経験から、
古いワインは後療期間に貴重な要素であることに気付いていた。

ワインは、全ての食物の中で、私達が太陽スペクトルの解析の中で見つける最も豊富な“非常に少ない鉱物”
であり、化学体であり、磁性体である。ワインは、“生きた”形で全ての成分を含んでいる。ブドウの
液体に内的の陽光があり、ワインは瓶の中の太陽ということが出来る。これは、単純な比喩ではなく、
現実の定義付けである。

あなたの楽しみと健康のために、ワインを飲んでください。しかし自然なワインをです。請求書に
“完全に生のブドウの果汁”と保証されているワインを飲んでください。
(続く)