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  Le Vin Nature フランス自然派ワインニュース  (12/20 2007)
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[環境]
殺虫剤抑制への取り組み:“早急に行いたい”
・・・フランス農業省大臣ミシェル・バルニエ氏

フランス農業省大臣ミシェル・バニエル氏は殺虫剤など植物衛生に関わる化学製品に
ついて、各省間のチームグループを発足することを発表した。彼は、なにしろ、
10月25日にニコラ・サルコジ共和国大統領が提案した結論を実行に移す方法を早く
作ろうとしている。彼は、フランスで使用される植物衛生に関わる化学製品を
50パーセント減らすためにニコラ・サルコジ大統領がが語った10年間という
期限をより短くすることを希望している。


「期限に関しては、予定の10年間よりも、より短期間にしたいと考えています」と
彼は述べた。同時に、農地開発の持続性を危機に陥れたい訳では無いと断言した。
「大穀物栽培者はフランスの生産力の中心です。彼らは発展しないといけないので、
応援したいと思います」と言った。


遺伝子組み換え作物に関しては、種が蒔かれる前に、早く法律を作りたいと約束した。
ただし、科学者の鑑定期間については、見解を明らかにできないとしている。同時に、
彼は欧州共通農業政策とその改革について意見を述べた。「私は持続可能で、公正な
欧州農業政策を望んでいます」と述べ、ある種の農業を一層助けることの必要性を
強調した。その目的で、ある産業部門の値上げを考慮しながら、ある直接的な援助を
減らす可能性を除外することはしなかった。


農業大臣にとっては、私たちのために、温暖化の問題は最も大事で、真剣、総合的な
問題だ。特に、農業従事者は最も打撃を受ける。彼は環境大臣である時、進歩させない
といけない取り組みがあるとしても、彼らはフランスで一番の環境保護論者で
あることを公然と発表した。


ニコラ・サルコジ氏は、10月25日に発言した際、生産的な農業ではなく、公正な
農業政策に向かっている変更をはっきり表明した。農業大臣にとっては、
「フランスの農業者従事者にとっては大変な変更ですが、必要なことです。
そうでないと、社会と農業の間に対立・溝ができてしまう恐れがあります。農業は
経済的活動として、主に自然のものを利用します。いわば農家は自然の責任者です。
ある製品となる物については大事にして使わないといけません。例としてお水です。
現在の為に将来を犠牲にしてはいけません」しかし、殺虫剤を50パーセント削減する
という決定の中で、徐々に代用物と代用方法を提案するという、経済的に慎重な
行為がある。


ミシェル・バルニエ氏は、彼自身が、植物衛生に関わる製品を巡る各省間チームグループの
第一会談の議長を務めると述べた。このグループは農業指導者、研究者、行政代表、
農業省、厚生省、環境省、財務省、産業省など、問題に関わる利害関係者が参加する
ことになる。大臣にとって、公益は個人利益に勝るということだ。


農家は楽しみで殺虫剤を使うわけではなく、やむを得ず使うのです、と付け加える。
さらに、彼は、研究能力を全て生かしてないと考えている。「農業方法ごと、
寄生生物ごと、地方ごとによって区別し、研究予算を再指導し、上乗せして
いかなければなりません」と述べる。大臣は、5年後までに、47個の最も危険な分子を
廃止するスケジュールを既に発表した。来年は30個を廃止、2008年10個、2012年に
残りを廃止するということになる。ある産業がそれを気に召すかどうか別として、
そのリストは知られている。


ニコラ・サルコジ氏は、植物衛生を削減するという10年のスケジュールについて
「できれば」という単語を含んだ。その言葉は農業従事者を安心させ、
環境保護者に疑いの種を撒き散らした。


農業大臣の答えは、「できれば」は、経済的な危地に陥れたいわけでは無いという
ことを意味している。期限に関しては、彼は予定の10年間よりも早く実践しようと
思い、その「できれば」が消えて欲しいと願っている。彼は、正直で.公益の追求に
基づいていれば、どんな論理でも受け入れるつもりだと発表した。


消費者、公衆衛生、環境界、農業者の所得の点から見れば、公益というのはこの種の
化学製品をできるだけ使わないようにするということである。
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[その他・ニュース]
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