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  Le Vin Nature フランス自然派ワインニュース  (1/9 2008)
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[環境]
フランスの有機農法についての概略


1.統計

フランスの有機農法はヨーロッパの有機農法全体の8.81%を占めている。
2006年末で、11,640栽培者が有機農法を実行しており、これは全農業用地の
2%にあたり、552,824ヘクタールである。552,824ヘクタール中、
53,235ヘクタールは現在有機農法へ転換中。

2001年から2006年の5年間に渡る推移を見ると、1年で平均2.5%の割合で栽培者が
増加している。ちなみに、この期間で農業従事者全体の数は減少している。

2001から2003年では、転換中の農地が有機栽培のうち全体の25から30%を占めていた。
その後は、転換中農化のしめる割合は10%あたりで推移している。需要に対応する
ために、主に穀物と畜産関連で転換が図られている。

2006年は、874農業者が初めて有機団体の認証機関に登録した。
これは有機農業者全体の7.5%にあたる。


2.2006年におけるブドウ畑の有機栽培への動きについて

25%の認証をとったブドウ農地が転換中であることが重要な点である。
ラングドック・ルションが、5000ヘクタール以上の認証された農地があり、
1番である。これは2%の増加である。アキテーヌ、プロヴァンス・
アルプ・コートダジュール、ローヌ・アルプは合計で45%の認証された
ブドウ畑がある。上昇率は11から12%。ブルゴーニュの上昇率はそれを
上回っており、現在42%の転換中の畑を含めると、27%の上昇率である。
そしてサントルは19%の上昇率である。


3.参考 認証について

フランスの有機農法の先駆者達は、公的機関から公式なABラベルの承認を
得るために数年間かかった。ABロゴは、今日、農務省によって承認されている。
厳密な仕様書は、認証を得る為のルールを規定している。
幾つかの認証団体が、認証を発行する権利を有している:
Aclave, Agrocert, Ecocert, Qualite France, Ulase, SGS ICS.
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