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  Le Vin Nature フランス自然派ワインニュース  (10/27 2008)
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[ブドウ栽培・ワイン醸造] 2008年収穫状況

Causse Marines (ガイヤック)

(10/15付)
収穫は、甘口用を除いては全て終了。収量は非常に少ないが、
ブドウの状態は良く、果汁は上品。
Causse Marinesでは、二酸化硫黄を使用せずに幾つかの
キュベを作ることができたそうだ。

取り扱いワインは→
こちら

Chateau du Champ des Treilles (サン・フォワ・ボルドー)

9月24日から白ワイン用ブドウの収穫を開始し、9月末に終了。収穫量は少ない模様。
10月6日から赤ワイン用ブドウの収穫を開始。数日でメルローの収穫を終えた。
ボルドー全体にいえることだが、メルローの終了は低いが、
アルコール醗酵の状態を観察する限り、ワインの出来には期待が持てるということだ。
10月13日からカベルネ・フラン。続いてカベルネ・ソーヴィニョン、
最後にプティ・ヴェルドの順で収穫を行った。
10月17日に終了。

取り扱いワインは→こちら

Confrerie des Vignerons de Oisly et Thesee (Jardin des Anges)(ロワール)

Jardin des Angesを生産しているConfrerie des Vignerons de Oisly et Theseeは、
9月12日から収穫を開始した。
ブドウの発育状況は2004年に近く、ここ数年の早熟なヴィンテージに比較すると
従来の発育サイクルに戻ったという。収穫量は若干低く、ソーヴィニョンブランで
15%〜20%の減少。しかしながら、良く熟しているそうだ。
最終的には2007年や2002年に近いヴィンテージになるという。


取り扱いワインは→こちら

Domaine des 2 Anes (コルビエール)

(10/24付) 2008年の特徴は純粋、上品、新鮮。
コルビエール地区はここ2年間少雨が続いているが、5月に降った雨が生育を多いに
助けたそうだ。基本的には乾燥した気候が続いたが、比較的涼しかった夏、冷涼な秋、
そして頻繁に海から吹いた湿った風がブドウの水不足によるストレスを十分に解決した。
結果、ブドウの熟成はゆっくりとすすみ、新鮮で複雑な果汁を得ることができた。
通常よりも1週間遅く始まった収穫は結果的に1ヶ月続いた。ロゼ用の若木の
グルナッシュとサンソーを皮切りに、ムールヴェードルで終了。

近日入荷予定
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[その他・ニュース]
ワイン販売・総量は減少、販売価格は上昇 Viniflhorの発表によると、フランスの大型店は、過去12ヶ月で940万ヘクトリットル以上のワインを販売した。
これは、昨年に比べて0.6%の減少だが、売上高は、3.2パーセント上昇した(32億ユーロ)。


2007年9月から2008年8月の期間で、総量では、Vins de Paysだけが増加し(5.7パーセント)
230ヘクトリットルの販売量。Vins de Tableは4.8%の減少で170万ヘクトリットル。
AOCワインとVDQSワインもまた1.5%減少し510万ヘクトリットル。


一方で売上高を見ると、このAOCワインとVDQSワインカテゴリーは、なんとか24億ユーロの販売を達成し、
2.8%の上昇となった。


しかしながら、もっとも良く売れたのはVins de Paysで売上高は
9.3パーセントの上昇で5億730万ユーロとなった。
Vins de Tableの販売は2億6630万ユーロで1.5パーセントの減少。

ロゼが最も成長著しく、8パーセントの増加、続いて白(4.6%)、赤(1.5%)。

大型店だけでフランスの小売販売量の61.5%を占める。ディスカウント店は20.1%を占め、
一方で専門店は8.1%を維持している。
Source : AFP